永久の贄[BL]
6 *
一体何が起こったのか。理解するまでに時間がかかった。
本当に熱が伝染したのかとも思ったが、彩十は胸を押さえて倒れこんだ。
オレがするべき事はもう決まっていた。苦しんだままの彩十を抱えて、真っ先にババ様の所に走った。
「おいっ! ババ様!!」
オレが激しく扉を開けたからだろう。
近くにいた連中はオレの方をじっと見て驚いている。今はそんなの気にしてはいられない。
「長様、一体何用で……って」
「細かい事は良い! 早くババ様を呼べ!」
やっと彩十も視界に入ったのか、状況を理解してくれたようだ。
そいつはすぐに走ってババ様を呼びに行ってくれた。
本当に熱が伝染したのかとも思ったが、彩十は胸を押さえて倒れこんだ。
オレがするべき事はもう決まっていた。苦しんだままの彩十を抱えて、真っ先にババ様の所に走った。
「おいっ! ババ様!!」
オレが激しく扉を開けたからだろう。
近くにいた連中はオレの方をじっと見て驚いている。今はそんなの気にしてはいられない。
「長様、一体何用で……って」
「細かい事は良い! 早くババ様を呼べ!」
やっと彩十も視界に入ったのか、状況を理解してくれたようだ。
そいつはすぐに走ってババ様を呼びに行ってくれた。