永久の贄[BL]
数十分位経った頃だろうか。彩十の悲鳴にも似た苦痛な声が聞こえ、
思わず何が起こっているのかを確かめたくなって戸の前に立つとすぐにババ様が姿を現した。
「何があったんだよ!?」
「場所を変えて説明してやる。途中で目を覚まされて聞かれるのも困るからのう……」
ひょこひょこと歩いて行くババ様について行き、やって来たのは大広間。
真ん中にはやたらとデカい木彫りの像が置かれている。
何の仏かは忘れたが、まるで睨まれているような感覚に襲われる。
「ババ様、教えてもらおうか。アイツは……彩十は無事なのか!?」
「まあ、腰掛けい……」
立ったままのオレにそう促すババ様。のんびりしている場合じゃないが、
腰掛けないと続きを教えなさそうな気もしたから大人しく腰掛けてやった。
思わず何が起こっているのかを確かめたくなって戸の前に立つとすぐにババ様が姿を現した。
「何があったんだよ!?」
「場所を変えて説明してやる。途中で目を覚まされて聞かれるのも困るからのう……」
ひょこひょこと歩いて行くババ様について行き、やって来たのは大広間。
真ん中にはやたらとデカい木彫りの像が置かれている。
何の仏かは忘れたが、まるで睨まれているような感覚に襲われる。
「ババ様、教えてもらおうか。アイツは……彩十は無事なのか!?」
「まあ、腰掛けい……」
立ったままのオレにそう促すババ様。のんびりしている場合じゃないが、
腰掛けないと続きを教えなさそうな気もしたから大人しく腰掛けてやった。