永久の贄[BL]
7 *
「長様、ババ様が……」
「ああ、行く。おい、お前。彩十をしっかり見張っていろよ」
別の弟子がババ様が帰って来た事をわざわざ知らせに来てくれ、
ずっと居た方に彩十の見張りを任せ、雪と月花を伴いババ様の所へ。やっと聞ける。
やっと、彩十の呪いの解き方が聞き出せる。
高鳴る鼓動を押さえながら、ババ様の部屋へと踏み入った。
「さっさと教えてもらおうか」
挨拶はない。日常の事とか彩十の事を楽しく話に来た訳でもない。
ただ一つ、呪いの解き方を教えてくれればそれで良い。
畳にじかに座りあぐらをかいて、今目の前にいるババ様に問いただす。
「ああ、行く。おい、お前。彩十をしっかり見張っていろよ」
別の弟子がババ様が帰って来た事をわざわざ知らせに来てくれ、
ずっと居た方に彩十の見張りを任せ、雪と月花を伴いババ様の所へ。やっと聞ける。
やっと、彩十の呪いの解き方が聞き出せる。
高鳴る鼓動を押さえながら、ババ様の部屋へと踏み入った。
「さっさと教えてもらおうか」
挨拶はない。日常の事とか彩十の事を楽しく話に来た訳でもない。
ただ一つ、呪いの解き方を教えてくれればそれで良い。
畳にじかに座りあぐらをかいて、今目の前にいるババ様に問いただす。