永久の贄[BL]
8
「ねーえ? 彩兄」
「何だ?」
「彩兄は贄になって辛くなかった?」
海理達がいなくなった直後。
偶然遊びに来ていた水生(みお)が何を思ったのかいきなりそんな事を聞いてきた。
変な事を聞いてくるものだな。
水生に便乗してか、一緒にいた恵以(えい)も興味津々な目つきで俺を見てくる。
子供ってこういう話が好きなのか?
「どうだろう。最初は辛かったかもな」
「え? 何で?」
「何でって言われても……」
子供に答えて良いものなのかと迷う。
いや、辛かった理由って言うのが俺の意思とは無関係に海理が夜這いに来るって言うのが主だから。
こんな事をされるならまだ本当にこの身体を食われる方が良かったと思っていたし。
「何だ?」
「彩兄は贄になって辛くなかった?」
海理達がいなくなった直後。
偶然遊びに来ていた水生(みお)が何を思ったのかいきなりそんな事を聞いてきた。
変な事を聞いてくるものだな。
水生に便乗してか、一緒にいた恵以(えい)も興味津々な目つきで俺を見てくる。
子供ってこういう話が好きなのか?
「どうだろう。最初は辛かったかもな」
「え? 何で?」
「何でって言われても……」
子供に答えて良いものなのかと迷う。
いや、辛かった理由って言うのが俺の意思とは無関係に海理が夜這いに来るって言うのが主だから。
こんな事をされるならまだ本当にこの身体を食われる方が良かったと思っていたし。