永久の贄[BL]
11*
やって来た朝。それがなけれれば何一つ変わらない、いつも通りの朝。
こう言う時、緊張で眠れなくなる奴もいるらしいがオレはそうでもなかった。
途中で倒れたら元も子もないし、目的を果たせなかった理由にだってならないから。
出発の時間もいよいよ数時間後に迫っている。
必要なものはババ様が用意してくれるから、オレがする支度はこれと言ってない。
道中で村の連中と対峙する事になっても、いざとなれば素手で戦える。
向こうが刀を出そうが火縄銃を出そうが。
万が一があってはいけないからと、雪や月花から刀だけは持たされそうだが。
「海理様、おはようございます。もうすぐ食事が出来るそうです」
「そうか」
月花だけは屋敷に帰らせて、雪だけが今はオレ達と共にババ様の屋敷に残っている。
こう言う時、緊張で眠れなくなる奴もいるらしいがオレはそうでもなかった。
途中で倒れたら元も子もないし、目的を果たせなかった理由にだってならないから。
出発の時間もいよいよ数時間後に迫っている。
必要なものはババ様が用意してくれるから、オレがする支度はこれと言ってない。
道中で村の連中と対峙する事になっても、いざとなれば素手で戦える。
向こうが刀を出そうが火縄銃を出そうが。
万が一があってはいけないからと、雪や月花から刀だけは持たされそうだが。
「海理様、おはようございます。もうすぐ食事が出来るそうです」
「そうか」
月花だけは屋敷に帰らせて、雪だけが今はオレ達と共にババ様の屋敷に残っている。