永久の贄[BL]
「ババ様、彼はなんと?」
俺も少し気になる。何を言っていたのかが。それなのに……。
また急に息をするのが苦しくなって、それに気付いたババ様や月花の手によって、
再び強制的に眠りに就かされた。ああ、もう少しで死ぬのかな。
そんな思いがふと脳裏をよぎった。
*
「で、ババ様。改めて……」
「そうじゃったの。海理達が村人共と対峙した。そして雪がかすり傷程度じゃが怪我をした、と」
「え……!? そ、それで二人は……」
「安心せえ。村人共はあっけなくくたばったそうじゃ……」
「そうですか。それならば安心しました」
(じゃが、一つちと引っ掛かる事が……言わないでおくとするかのう……念の為に“アレ”をやっておくかのう)
俺も少し気になる。何を言っていたのかが。それなのに……。
また急に息をするのが苦しくなって、それに気付いたババ様や月花の手によって、
再び強制的に眠りに就かされた。ああ、もう少しで死ぬのかな。
そんな思いがふと脳裏をよぎった。
*
「で、ババ様。改めて……」
「そうじゃったの。海理達が村人共と対峙した。そして雪がかすり傷程度じゃが怪我をした、と」
「え……!? そ、それで二人は……」
「安心せえ。村人共はあっけなくくたばったそうじゃ……」
「そうですか。それならば安心しました」
(じゃが、一つちと引っ掛かる事が……言わないでおくとするかのう……念の為に“アレ”をやっておくかのう)