永久の贄[BL]
13*
お前、本当に大丈夫か?」
「海理様、心配して下さるのは嬉しいですが本当に平気ですので。
早く行きましょう。また連中が来たら困ります」
「……そうか。だが」
最初の村人連中と遭遇したのが朝。そして今は昼。太陽が昇り切り西に沈み始めた頃。
新たな気配を感じたのはその時だった。オレが気になっていた事を言おうとしたその瞬間、
丁度良く現れたのが哉。哉の登場によって言いたい事も言えなくなった。
まあ、言わない方が良いのかもしれないが。
先程は長時間の変化に疲れて休憩をとっていたから伝達が遅れたらしく、
今回はしっかりと伝達の役目を果たそうとしている。
「海理様、心配して下さるのは嬉しいですが本当に平気ですので。
早く行きましょう。また連中が来たら困ります」
「……そうか。だが」
最初の村人連中と遭遇したのが朝。そして今は昼。太陽が昇り切り西に沈み始めた頃。
新たな気配を感じたのはその時だった。オレが気になっていた事を言おうとしたその瞬間、
丁度良く現れたのが哉。哉の登場によって言いたい事も言えなくなった。
まあ、言わない方が良いのかもしれないが。
先程は長時間の変化に疲れて休憩をとっていたから伝達が遅れたらしく、
今回はしっかりと伝達の役目を果たそうとしている。