*極甘彼氏*

極甘４ ドキドキさせて

――――………


まぁこうして色々あったわけで
私と翔は、無事結ばれたわけ。



「何ニヤニヤしてんの」

「へ！？」


色々思い出してたら
ついニヤケてしまった……


「夏歩ってさぁ…時々１人でニヤケるし、独り言言うよな」


ちょっと待って？

この人、私を変人扱いしてません？


「失礼な！…誰の所為よ」


隣で歩いて居る翔を
横目で見ながら声が小さくなっていく。


翔の所為で私は
もう、色々大変なんだから。


翔は暢気に笑顔を向けてきて
手を差し出してきた。


その仕草は最近見る。
「手を繋ぐ」と言う意味。


それを見て
また、私の顔が緩んできた。