*極甘彼氏*


翔に握られた手に
力が込められ

その後すぐに体が引き寄せられた。



「そんなに泣くなよ」


耳元に翔の声が囁かれると
ドキッとした瞬間涙が引いた。


優しくて、甘い
私の大好きな声。


「夏歩って本当バカだよね」

「えっ…なんで!?」


クスッと声を漏らし
翔が私をバカにした。


結構期待していた自分が居たのに
意外な言葉にショックだ…



翔が私の体を少し離すと
私と翔の視線が重なった。



「何を不安になってんのか知んないけど…」


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