私のドライな彼氏
私の大好きな彼氏
「どうだった?知香。」


「希羽、真里花。」


「フフッ その顔だと、大丈夫だったみたいね、知香ちゃん。」



朝、学校に来ると、希羽と真里花がやってきた。



「二人とも色々ありがとう。先輩とは上手くいったから、大丈夫だよ!」


「よかったわね、顔がニヤけてるわよ。」


「え!?」


「幸せなニヤけ顔だね。」



二人に弄られていると、学校の人気者の二人が、三人の教室を尋ねてきた。



「「キャー!鷹様〜!!」」


「「キャー!昴様〜!!」」


「「なぜお二人が?」」


「「何のご用?」」



その二人見たさに、教室のみならず、2学年の女子生徒は皆廊下に出てきた。



知香達はそのまま座っていると、それを見つけた昴は


「知香。」


と呼んだ。



知香も照れながら、近くに行こうとしたら、横から勢い良く



「たぁくんだ〜!!」



と、真里花が走っていった。



「「た、たぁくん?」」



その場にいた人みんなが驚いていた。



もちろん、知香や、希羽も知らなかった。



「真里。」


爽やかな長い髪を揺らしながら、走ってきた真里花を抱き留める副会長、川野鷹。



「キャーーーーー!!!」



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