私のドライな彼氏
シュンとなる知香に、トーストをかじっていた昴は慌てた。
「あ、知香違うんだ」
「・・・?」
「その、寝癖も直してないし、寝起きの顔だからあまり見ないでほしいんだ」
急いで手で髪の毛を押さえ付ける昴に、知香は微笑んだ。
「あたし、寝癖の昴さん好きなの」
「え?」
「あたししか知らないでしょ?その姿。それに、いつも整えてるから、その、ちょっと乱れた姿も何かカッコ良いな、なんて・・・・」
照れたように言う知香に、今度は昴が顔を赤くする番だった。
あまりにも可愛い知香に、さんづけで呼ばれたことに気付きもせず、二人はその後チラチラッと目を合わせはするものの無言で朝食を終えた。
「それじゃぁ行ってくる」
「うん。気をつけてね」
「あぁ」
玄関で軽いキスを交わすと、昴は満足そうな笑みを浮かべて大学へ出かけていった。
あたしは今日はお休みだし、部屋の掃除をしたらのんびりしてようっと。
「あ、知香違うんだ」
「・・・?」
「その、寝癖も直してないし、寝起きの顔だからあまり見ないでほしいんだ」
急いで手で髪の毛を押さえ付ける昴に、知香は微笑んだ。
「あたし、寝癖の昴さん好きなの」
「え?」
「あたししか知らないでしょ?その姿。それに、いつも整えてるから、その、ちょっと乱れた姿も何かカッコ良いな、なんて・・・・」
照れたように言う知香に、今度は昴が顔を赤くする番だった。
あまりにも可愛い知香に、さんづけで呼ばれたことに気付きもせず、二人はその後チラチラッと目を合わせはするものの無言で朝食を終えた。
「それじゃぁ行ってくる」
「うん。気をつけてね」
「あぁ」
玄関で軽いキスを交わすと、昴は満足そうな笑みを浮かべて大学へ出かけていった。
あたしは今日はお休みだし、部屋の掃除をしたらのんびりしてようっと。