輝くきみへ



「り…亮太先輩、」



手を引かれて
お祭りの屋台の端まで来た。





「なんか、ご…ごめんなさい」



「バッカ!なんで謝んだよ」




笑って頭をなでてくれた。

「先輩…私、怖かったよ…」


「よしよし、頑張ったな」


「なんであんなこと
言われないといけないのっ…?」


「何言われても、堂々と
してりゃいいんだよ、」



「うん…」








楽しかったはずのお祭りなのに。

今2人は
沈黙に包まれてる。



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