輝くきみへ
それからかな。
私はサッカー部に行くたび、
あやみと時を過ごすようになった。
それから一週間が経った。
ずっとこの一週間、
あの前原亮太と名乗る人を
追いかけている自分がいる。
「あやみ~っ!」
「花乃!どしたの?」
「聞いて欲しいんだぁ…私の恋話、」
「え~っ!もしかしてサッカー部に好きな人居るの!?」
「う…ん、実は」
「誰!?」
「前原…亮太って人」
「え~!まじで!?まぁかっこいいもんね~前原先輩!」
「あ…やっぱ先輩?」
「当たり前じゃん!うちらの学年はね~ちょっと…」
あははと笑いながら
あやみは準備を始めた。