輝くきみへ
「お前さぁ~」
「え?」
「なんでマネージャーになった?」
「いや、吹奏楽部が楽しくなくて、えっと」
「そっか」
と言って先輩はニカっと
笑った。
笑顔…-
「え、もしかして私マネージャーにならない方が良かったですか?」
そういう捉え方もできるだろう。
私は思ったことを素直に聞いてみた。
「や、違う…、…逆。」
顔を真っ赤にして
先輩は言った。
「え??」
「だーから、その、良かったな、って。入ってきたのが、お前で。」