輝くきみへ
「花乃~次体育だよ、行こ」
「美和!行く行くっ!待って~」
美和と教室を後にし
一階の昇降口へと
歩いていく。
「花乃?来たよ」
「誰が?」
「先輩♪♪」
「わっホントだ!」
前は・・そういえば
‘無視すんなよな’って
笑われちゃったっけ。
今日は私から言わなくちゃ。
マネージャーなんだから。
ううん…違う
マネージャーとしてもだけど
今は、私を
1人の女の子
として見て欲しくて。
「お、おはようございます」
「おぅ!おはよー!」
そう言ってこっちへ
向ける笑顔が眩し過ぎる。
先輩…反則です。