輝くきみへ


やっと遊園地に到着。
「何乗ります~??」

「ジェットコースターだろ!」
「はいっ!私もジェットコースター!」

えっ!
みんなジェットコースター??!

嘘ぉ…
私怖くて乗れないし。

昔っからだけどね…

「お前は?」

亮太先輩は私の顔を
覗き込んできた。


「えっと、私は…」


「よし。じゃあ別行動しよう。
俺らは向こう行くから
お前らはジェットコースターな!」


そう言い残し亮太先輩は
私の手を強引に引く。




しばらく歩いたところで
先輩の足は止まった。


「ちょっちょっと、待ってください
何するんですか一体」


「お前な~俺の優しさ
分かれよな」


「えっ!?」


「乗れないんだろ?
ジェットコースター」


「…!!!」


バレてます…
あーあ。
ごめんなさい。


「はい…実は」


< 64 / 111 >

この作品をシェア

pagetop