輝くきみへ

そう言って向かった先は
お化け屋敷。


え、え~!?
また怖いやつ第二段!!


でも2回も断るのは
悪いしな…



行くしかない!



「わ、わかりました。行きます」

「怖くない?」



また心配そうに
私を見てくる。



だから…その優しさ、
反則すぎなんですってば。



急に手に温かいものが触れた。

‘手’…-


「こうしてたら、
大丈夫だから。
その代わり離したら
死ぬと思っとけ」


自然に口が緩む。




繋いだ手は、絶対
お化け屋敷が終わっても
明日になっても
離したくないと思った。









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