輝くきみへ



「あ、私、ここで」


そう言って
私が亮太先輩の横に座ったら
自然とあやみは高城先輩
の横にほおを赤くしながら行った。


「何食べる?」


そう言ったのは亮太先輩。

「私は、パスタで」

パスタは私の大好物。
とかなんとか
どうでもいいけれど。


「俺は~ステーキだなぁ♪」

「私は…ハンバーグで!!」


ちらっと亮太先輩を見る。
メニューを見て悩んでる。


好きなものは、
なんなんだろう。


好きと気づくと、
その人の全てが
気になって気になって
仕方ないから。


「じゃあ、俺もパスタにするわ!」


私と一緒。
なんともないことなのに
同じ料理を選んでくれたことが
とてつもなく嬉しくて。

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