輝くきみへ



「わ、私の好きな人は…
これからもずっと
亮太先輩、です」



自分で一瞬何を
言ったのかは
わからなかったけど


その後すぐに先輩は
私の手を優しく
握り締めてくれた。



観覧車が下に着くまで
ずっと横に座り
手を繋いで居た。



「また明日」


そう笑顔で言った先輩の顔は
きっと一生
忘れないでしょう。



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