輝くきみへ


「もー花乃ってば
超見とれてる~」


「なっっ…そういう
あやこそ」


「まぁ、いいんじゃない?
私ら、付き合ってるんだし。


あ...私と花乃じゃないよ、」

付け加えたあや言葉が
やけに面白かった。


‘付き合ってる’かぁ…
付き合ってるんだよね。


幸せだよね、
すっごい幸せ。


神様ありがとう。



いま、遠い昔の自分に
‘幸せだ’って大声で
叫びたい気分。




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