hair salon 『K』

そのまま

「あ……じゃあこのままで…」


このままってことは、帰らなきゃいけないのかな?


だって切る必要も何もない…



「あの!!」


「はい?」


私は思いきって聞いてみた。


「私は、もう帰るべきですか…?」


そう言うと最上さんはにっこり笑って


「そんなことはありません。

では今からシャンプーと日頃から行えるボブヘアならではのセットの仕方をお教えしますね。」


と言った。


その後最上さんは私の手を引いてシャンプー台へと向かった。


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