hair salon 『K』
私が戸惑ってると

「先輩、やめてあげてください。

困ってます。」


小宮山さんが日南さんを剥がした。


「いや、だって可愛くて!!」

日南さんはそう言いながら小宮山さんの隣に座った。


「先輩…?」


「あ、この人は、バスケ部のマネージャーで、一個上の先輩」


「ねぇ小宮山君、もしかして彼女が例の…」


「ちょ、先輩やめてください!!」

日南さんの言葉を小宮山さんが遮った。


その姿を見ていたら…


また、ズキッとした。

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