hair salon 『K』

やられた!!


「おはようございます」

お店の扉を開けて、中に入る。


既に黒田さんが居た。


「黒田さん早いですね」


「ちょっとやらなきゃいけないことがあるからな。」

私は頷きながらお店の奥に行き、着替えた。


更衣室から出て、準備をしているとメンバーがパラパラ来はじめた。



その中には、涼太もいる。


「茜!!」


「あ、涼太おはよう。どうかした?」


「お前…黒田さんと何かあったか?」


「何もないよ?」


私がそう答えると涼太は胸を撫で下ろした。


< 158 / 212 >

この作品をシェア

pagetop