hair salon 『K』
「明日、涼太はデートか…」


「なに、気になるの?」


「‼」

振り返ると、そこには涼太の姿が…

「べ、別に気にしてなんかない‼

涼太がいなくて仕事に専念できるなーって思っただけ‼」

涼太から顔をそむけた。


「へえ…いつもは専念できてないんだ?何でかな?」


「………」


「ねえ何で?」

声を聞くだけでわかる…涼太は今、絶対にニヤニヤしながら楽しんでる‼


「何でって…

りょ、涼太がいつもおちょくってくるから…」


「…

何で、俺は茜にちょっかい出すかわかる?」


「そ、そんなこと知らない‼」


「………」


涼太は黙って近づいてくる。


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