hair salon 『K』
「最上さん。」
「はい‼」
慌てて顔を上げるとそこには…
「緑山様…?」
「はい‼お久しぶりです‼
今回もお願いしていいですか?」
栗色の、少し長いポニーテールの緑山様がいた。
「もちろんです‼ではこちらにどうぞ。」
私は緑山様をシャンプー台まで案内し、シャンプーを行った。
「緑山様、少し髪伸びましたね。」
「はい。
今日来たのは、最上さんに似合う髪形を教えてもらおうと思って。
あ、そういえば最上さんのおかげで告白上手くいきました‼」
「それはおめでとうございます‼」
自然と、顔から笑みがこぼれた。