hair salon 『K』
そんな私に気づいてくれたのか、最上さんは


「あ、桃川様がショートカットではないと…ということでしたら、構いません。バッサリ切りましょう。


しかし、桃川様がよろしいのなら、私はセミロングに切らせていただきます。

もちろん、お気に召さなかったら後日、無料でショートカットにさせていただきます。


……いかがでしょうか?」

と、提案してくれた。


「じゃあ…それでお願いします。」

私がそう言うと、シャンプー台に案内される。

< 24 / 212 >

この作品をシェア

pagetop