hair salon 『K』
「とにかく……誤解だから。

俺は桃川が好きだし…」


「…うん。ありがとう。」


「…桃川、俺と付き合って………くれる?」


「うん…

よ、よろしく」


「こちらこそ…」

私と中川君が変なやりとりをしていると、体育館から中川君の友達が出てきた。


「おーい!!バスケやんねぇの?」


「あっ今行くわ!!じゃあな桃川」


「うん、ありがとう。急にごめんね?」


「全然。」

そして、私は教室に、中川君は体育館に向かった。


「……桃川!!」

中川君に呼び止められる。


振り返ると

「…今日、一緒に帰ろ!!」

と言われた。


私は笑って

「うん!!」

と答える。



どうやら、あの『hair salon 『K』』の噂は本当だったみたいです。


多分…

『ある店員さん』は最上さんでしょうか…?



一人目のお客様

*end*
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