hair salon 『K』

陸上部

そして放課後…


「よーい……」


パンッ!!


合図と共に走り出す。


風を切りながらゴールに向かってひたすら走る。



「〜〜〜〜っよし!!タイムは!?」


私はストップウォッチを右手に持ったコーチに聞いた。


「…前回より一秒プラス

遅くなってるぞ〜」


「うっそ〜…」

私はふらふらと校庭に行く。


タオルを取って汗を拭いていると

「緑山、遅くなった?」


後ろから先輩の声がした。

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