hair salon 『K』
《私…勢いで告白しちゃったわけ!?ど、どうしよう……》

どうしよう、どうしよう……

この五文字が頭の中をぐるぐる回っていると

「緑山…」


先輩の声が上からした。


「今の言葉…本当?」


「………」

私は黙ったまま頷いた。


「………」


「………」


「俺さ…」

先輩が口を開いた時、学校にチャイムが鳴り響いた。

「緑山、教室に入れ〜。

柳川は教室に戻る!!」

担任の先生もやって来た。


「あ、はい!!

じゃあ緑山、放課後…な。」

そして、先輩は教室に戻っていった。


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