hair salon 『K』

二年二組

次の日…


「おはよ!!ひな!!」


「あ、万里!!おはよう!!」

廊下を歩いてると親友の伊藤万里に後ろから抱きつかれた。

万里は離れて、私の横に並ぶ。


「相変わらず、ひなは可愛いね〜」


「そういう冗談やめて。可愛くないし。」


私は教室に向かった。

けれど、私の足はすぐに止まる。


「あ…」


「?

あ…中川君じゃーん!!」

万里はニヤニヤして私の肩を小突いてくる。


「ちょっとやめてよ!!」

万里は私の手を引いて中川君の元に歩いていった。

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