I love you You love her
「よし!!コーヒーカップはあっちだって。行こうぜ」


ハルキが全体図から目を離し、コーヒーカップがあるらしい方向を指差した。


私は立ち上がり、三人並んで歩き出す。


「よし、いっぱい回そう。」


「美卯!?」

遥は目を見開いて私を見る。


「…何言ってんの?コーヒーカップはめちゃくちゃに回して、酔わせるアトラクションだよ?」


「美卯…お前…すんごい解釈の仕方だな。」

ハルキが笑いをこらえてる。


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