Perfume〜時の調香師〜
「アリス様……!?」


「なんで……」


俺も驚いてたけどドロシーもかなり驚いていた


「使えないのなら意味がないわ…だからゴナゴナにしたのよ…」


クスクスと笑うアリスは少し怖く見えた


「けど時計がないと俺帰れないんですが…」


アリスは笑うのを止めてゴナゴナになった粉をフゥーと息をかけ俺にふりまいた


「なにを……」


「手を出してなさいな」


手をかざしていると…ゴナゴナになったはずの時計が手のひらに出てきた


「時計…?だけど台だけ?」


「ええ…台だけよ。私があげれるのはね」


針と数字がない台…


「針と数字は今からゆうところで集めてきなさい。」


「集める?」


「もらってくるの…針と数字をね…」
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