Perfume〜時の調香師〜
「リーフ!」


やっぱりいた。リーフはリンゴの木をずっとみていた


「リーフ。ブランシュ‥ブランシュが」


「ブランシュ姫がどうしたの?」


全て説明した。毒リンゴを食べ眠っていると、心から愛した人でなければだめなことも


「じやぁ僕はダメだよ。」


「なんで!!?」


「ブランシュ姫が僕を愛していたなんて有り得ない」

こいつはどこまで鈍いんだ

バコン!!


「イタァッ‥‥なんだよ!センリ」


「なんでお前はきずかないんだ!馬鹿!」


「えっ‥‥」


「いいか?ブランシュ姫はこの木をなぜ埋めたかわからないのか?大切な思い出を忘れないため、お前を大事にしたいからだぞ!?」


「僕を?」


「わからないのか?ブランシュがお前を見る目、あんなに愛しそうにしているのを」


そう愛しそうに‥

「香水つけてみろよ‥おまえには今それが導いてくれる」


シュッッ―


「ブランシュ姫‥‥ブランシュ!!!」


リーフはブランシュの元へ走った
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