Perfume〜時の調香師〜
彼女は少し大人びた女性だった。ブラウンの長い綺麗な髪に色素の薄い瞳が魅力だ


「あ…あのぅ…大丈夫?」


俺はビックリした感情が声にでてしまった


「ぇえ…大丈夫よ!早く城に…」


城…?


彼女の言葉が急に止まった、なぜか辺りを見渡している

「これは…なに?」


「?これって?」


「これよ…私の国が…」
「国??」



私の国…?お姫様か?


「君は…どっかの国のお姫様とか?」


彼女はだまっていたが、自分で状況をさとったのか語り出した


「私は…ジェリネとゆう国の姫よ…その目の前に荒れた土地…そこがジェリネ」


「……え?これ国だったの…?」


そう、前には荒れた土地最初はただの森が焼けただけかと思っていた。けど国だったんだ


「せっかく…せっかくでれたのに…」


彼女の声が震えていた
俺は彼女を支えながら近くの街で休むことにした
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