Perfume〜時の調香師〜
「大丈夫?少しは落ち着いた?」


かなり歩いてしまった
焼けた土地が思ったより広く、それをとうるたび彼女が悲しむのがよくわかった


「ごめんなさい…助けてもらったのにお礼もできず…」


「あ、いや大丈夫。そんなのきにしなくていーんだよ」


精神的にきついのに…お礼のことをいっている彼女はなぜか立派に見えた

「君はなんであんな塔に閉じこめられていたの?なにかしたの?」


「何かしたとゆうなら…そうね‥婚約破棄かしら…」


婚約破棄?ただそれだけであんな塔に?


「私は好きな人がいたの。リゼルとゆう国の王子でした」


「王子?王子なら君お姫様だろ!?結婚できるじゃん」


「いいえ、私の父は国を広げたいがため、隣の国の王子と結婚させる気でした」


なんか、自分のために娘をやる気が気にくわないきがした


「けど私は父が決めた婚約者との結婚を破棄したの…だって好きな人と婚約したのに…ほかの人なんて…」


俺はさっき結婚式に招待されていたから…彼女の好きな人との結婚式が目に浮かぶが…


「けれど私の父は…」


「父は…?」


「許さなかった…。怒った父は私に罰を与えたの」


実の娘に罰?なんて親だ

「その罰は…7年あの塔の中で頭を冷やすこと」

「そぅ………え?今7年って言った?」


「ぇえ。三日前に7年たったの、けど迎えには来なかった。」
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