シンデレララブストーリー
【謎の美少年】
その日は友人の誕生日パーティーだった。



あたしは某国に留学中の学生。



名前は長谷 真紀。



あるバーを貸し切ってのパーティーで、男女合わせて20人くらいが来ていた。



友人とダンスをしたり、カクテルを飲みながら、おおはしゃぎ。



でもその帰り道────




「そこのお姉ちゃん。ちょっと俺たちとお茶しない?」



ナンパ?!


しかも、相手2人?


最悪〜!!


どうしよう。


結構しつこいし・・・まけない。




話に適当に相づちをしながら、歩く速度を上げる。



だが、ナンパの男は引き下がらない。



「ねぇ、遊びにいこうよ。気持ちいいことしてあげるよ。」


「そうそう。俺たちと夢の世界へ。なんつって〜」




バカじゃないのこの男たち。


下心丸見え。




ニヤニヤする相手に不快な気持ちを隠せない。



「あなた達に興味ないの。帰ってちょうだい。」



家を知られては尚更困るし、真紀は家から遠ざかるしかなかった。




誰か助けてよ!



なかなか諦めてくれない男たちに真紀は怖くなり始めた。




だがその時。




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