抱えているもの──先生とあたし──




おいおい、お前に帰られたら俺は

親父になんて報告すりゃいんだよ。


帰られました~、何て言ったら殺される...汗



「──── おい。」



ひとまず呼び止めることに。




が、しかし雨宮はきょろきょろ見回した後

何でもなかったように歩きだした。


後ろだよ、後ろ!!!



「────無視とは良い度胸じゃん。」



これはさすがに聞こえたらしい。



雨宮はゆっくり振り向いた。






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