☆フレンチ・キス☆
さっきから、頭の中を過るのは、走っていった彼奴の後ろ姿。
いつからだったか…
背中を追って、追って…




「琥珀……」



泣きはらした君と、その友達を見つけた。



「夕陽君…ちょっとこっち来て。
ごめん、琥珀。すぐ戻るから…
落ち着くんだよ??」



「………ん…」



一言だけ言葉を発して、そっぽを向いて黙る。
やめてくれ…こんな状況なのに…
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