☆フレンチ・キス☆
届けたいものがあるのなら。
夕陽side vol.2
めが覚める。
寝起きの悪いことで有名?な俺が
こんなにスムーズに目覚めるなんて……
なにかあるのかもしれない。
そして、いつもうるさい琥珀も
まだ来ていない静かな時間。
1階からは
早くもまな板をたたく音がする。
とりあえず布団からでて
いつぶりかもわからないが
誰に言われるでもなく顔を洗いに向かう。
途中で、弟にあった。
「おぅ。おはよ」
「おはよ……にーちゃん……!?
あー……夢か……」
失礼なやつだ。
腹が立ったので
うがいようのコップに冷水をくみ
弟にぶっかけてみた。
「つめってー!
なんだよ!ににににーちゃんがおきてるー!!
かーさーん!?!?」
朝から騒がしいやつだ。