To my dearly beloved
ある日、東条グループ所有のシアターへ呼び出されたのは、この世界のメンズの面々――
Q.お題も何も用意していないので、作品名と名前を名乗ってテキトーにお話し下さい!
スクリーンに映し出されるお題は、明らかに作者の性格が窺えると誰もが呆れたが…。
大和「えーと…今日は座談会でいいのか?ひとまず、順番に挨拶だけでもしようか?
とりあえず、初めまして。俺は恋理の川崎大和です」
営業畑で生きている大和が口火を切って、微妙な雰囲気をまず絶ち切ってくれた。
修平「こちらこそ初めまして。俺はエリートシリーズの黒岩修平です」
輝「初めまして、俺は上司シリーズの稲葉輝です」
和也「初めまして――ひとつ…シリーズの神野和也です」
涼雅「…知ってる人間もいるけど、まあ良いか――
初めまして、英涼雅です」
まるで連鎖のごとく淡々と続いている挨拶は、明らかに不機嫌度合いが増している。
そんな威圧感やオーラたっぷりのイケメンズを前に、一般ピープルの隼はたじろぐ。