To my dearly beloved
まるで本性が掴み取れず、一般ピープルの隼は早くもグッタリし始めている。
大和「ちなみに、黒岩さんと稲葉さんと東条くんは?」
そんな彼の肩を宥めるようポンポン叩くと、クールに通す2人の男に大和が話しかけた。
修平「ああ、俺は違うかな。
今は婚約中の身だけど、彼女ともうすぐ地元で結婚式を挙げるよ」
エリートと謳われる修平だが、彼女の話となれば至極嬉しそうに語ってくれるらしい。
輝「俺の方は彼女以外考えられないし、いずれは…と思ってるけどね」
輝は飄々としているようで、実は彼女にゾッコンなのでは?と思わされてしまう。
拓海「俺も黒岩さんと同じ身ですね。
彼女と婚約していますが、実は入籍はまだなんですよ。
阪井くんの方は、どうですか?」
拓海の方が年齢も地位も上だというのに、その丁寧な態度によけい力が入ってしまう。