To my dearly beloved


男性陣とは別の場所をと思い立ったのが、英コーポレーション所有のセレモニーホール。



それぞれお呼び立てたところ、タイミング良くエントランス付近で出くわす事となった。



ここは以前、英Co.の社長である涼雅と普通な未月が出会った場所でありますけど…。




未月「なんだー、バッキンガム宮殿かぁ」


華澄「未月ちゃん、なにその名前?」


未月「えー、見た目がそうじゃない?」


波長がピッタリなため、すでに社交界で顔見知りの2人は外観を見つつ賑やかに笑う。



ホワイト基調の煌びやかな建物を前に笑うあたり、やはりある意味大物だろうが…。



真帆「ええと、神野社長の奥さまですよね?」


華澄「えっ、あ、はい!主人がいつもお世話になって…」


真帆「いいえ、お世話になっていたのは父の方です!

私の父が神野代議士に、大変良くして頂いておりましたから…」


そこへ躊躇いながらもやって来たのは、ビックリな関係を披露したエリートの真帆だ。



< 26 / 32 >

この作品をシェア

pagetop