青い夕日
君の居ない人生なんて…

意味が無いのです。

それぐらい真剣に君を

愛していたのです。

私は毎晩、枕を涙で濡らしました。

それから色々考えました。

そして私は、自害する事に決めたのです。

いっその事、一番無様で、苦しい死に方を

してやろうと思いました…。

そして、裏の杉の木で

首吊りをしようと決意して、

縄を握りしめ、

外へ出たのです。


私が今まで氷づけにした

男は全部で8人。

全て裏へ並べて置いていたのですが

1つ不自然な点に気が付いたのです。

何故でしょう…

氷の塊が9つ並んでいるのです…。

私は恐る恐るその氷の塊へ

近づくとそこには

優しく微笑んだ君が、

冷たく凍っていたのです。

私はその時はじめて

自分のしたことに気が付いたのです。

君は逃げたのではない…

私が、殺したのだ。

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