君が好き

「あれ大地くんじゃ、ない?」


グループの1人が
そう指をさして話すと

笑っていた2人が
驚いた顔で
その方向を確かめた



「え、まじ?」

「なんで女といんの」

「ってかあれって…」


っ…。


私は立ち上がった。

「あ、葵…」


「ごめん私、帰るね…お金置いとくから…」


「葵ッ!!」


親友の麻依が叫ぶ声も
無視して
私はファミレスを
飛び出して、
ただ走り続けてた。



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