不思議な七つの恋物語
「信じた?」
「信じ、ました・・」
今現在、その少女とどっかのビルの屋上にいる
「そういえば君の名前は?」
「・・南柚香(みなみゆずか)、高校一年」
「柚香ちゃんね、俺はリント。よろしく」
「はぁ・・」
それからざっと天使について説明する
「分かった?」
「(分かるような・・分からないような・・・)」
「んで、本題なんだけど」
「あ、はい」
「君の恋の羽、ピンクじゃなくて白なんだ」
「はぁ・・?」
「俺も初めてみたんだけど、柚香ちゃんってさ」
「はい」
「好きな人いないでしょ?」
「いないですね。・・つか男に興味がない?」
「それ!もったいないよ!」
「へ?」
「やっぱりさ、そんな若いんだから恋しないと!」
「そんなこと言われても・・」
「ちょうど明日はバレンタインデーだし!」
「渡す人いないよ?」
「兄弟とか、なかいいクラスメートとか」
「クラスメートなら・・」
「なら決まりだ!」
「うわ!!」
柚香ちゃんをまた抱き上げてビルから飛び降りる
「どこ行くの~~!!」
「柚香ちゃんの家!」
「場所わかんの!?」
「あ・・」
その言葉を聞いて急に止まるリント
そして柚香の顔を見る
「家どこ?」
「・・・はぁ~・・あっち」
柚香はため息をつきながら答えた