君を愛してない・・・
「あの・・・・・っ」



ルイスが口を開くと同時に、ラウノはルイスを抱き締めました。



「ラウノ様?」



ルイスは戸惑いながらも、優しくラウノの背中を抱き締めました。




「ルイス・・・・・私は君を心の底から愛しているよ。」

「はい・・・私もです。」

「・・・だが、君の考えていること、思っていること全てはわからない。だから、言ってほしいんだ。」

「ラウノ様・・・・・・」



ラウノはルイスを離すと、瞳を見つめました。



「どんな小さなことでもいい。君が何を考えて、思って、感じているのかを、いつでも話してほしいんだ。」

「でも、ラウノ様には大切なお仕事がございます。私なんかに構っていてはっ・・・・!?」




話している途中に、ラウノに唇を塞がれてしまいました。



「ん・・・・ふぅ・・・・」



久々の甘いキスに、ルイスは膝がガクガクしてしまいました。



すると、サッとラウノはルイスを抱き上げ、近くのソファに座りました。



もちろん、ルイスを膝に乗せて。




「あの、ラウノ様・・・」

「なんだ?」




ルイスは顔を真っ赤に染めていました。





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