君を愛してない・・・
だが、この日のラウノは異常でした。


それに気付いたのは、キスがいつもより深くなったからでした。



待って・・・

ダメ、これ以上は・・・



「ラ、ラウノ・・・」



ルイスが何とか名前を読んだ瞬間ルイスは小さく悲鳴を上げてしまいました。




ラウノ様ーーー!!!?




キスを止めようとしたルイスとは反対に、キスの後の行為に移ろうと、ラウノはルイスの胸の膨らみを愛撫し始めたのです。



朝からこんな・・・・・



朝からする行為ではないという恥ずかしさと、優しい愛撫に負けそうな理性がルイスを支配します。



「ルイス・・・君はどこにキスをしても甘いのだね。」



そんなことを言ってる
場合では・・・

こ、小間使いが・・・・



口から出る言葉も、息と一緒に流され、もはや言葉ではなく、甘い愛撫にルイスは身を任せたくなってしまいました。



だ、だけど・・・・



「・・・・・はぁん!・・・」



どうにか理性を保とうとした瞬間に、今度は胸の蕾を衣服の上から口に含まれてしまいました。



「ルイス・・・もっとあなたの可愛い声を聞かせてくれ。
なぜだろう?今日は君が欲しくて堪らないんだ・・・」

「ら、ラウノ様・・・ぁ・・・ぁん・・・」



だが、その時廊下の足音が聞こえてきました。




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