新撰組と過ごしました

土「とうとう来やがったか…。こうなったらどっちかが全員くたばるまでやるまでだ!」


斎「そうですね。私は貴方の指示に従います。」


こちらが土方さん達を加え数十名。


あちらも大将が加わって数十名だ。


この戦に、引き分けはない。


どちらかが全員死ぬまで続く。


もちろん、あたし含め、全員が。



「勘忍しろ!新撰組。もう逃げられはせんぞ!命が欲しくば降参せいっ!」


相手の大将があたし達に向かって叫んだ。


それに土方さんも反論する。


土「降参なんかしたって俺達の命はなくなるんじゃねぇか?お前等新政府軍に捕まって、結局は殺されるんじゃねぇのかよ!…なら、戦で……戦場で死んだ方がマシだ!かかってこい!」



その言葉を合図としたかのように、両方が一気に走りだした。



最後の最後……


ほんとに最後の戦いが始まった。




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