新撰組と過ごしました

大将が、倒れた。



「貴方には生きていく資格なんてない…。他人の命を考えない人なんて…生きていく資格なんてないんです…。」



あたしは死んだ大将を見下して言った。



土方さんが刀を鞘にしまいながらこちらに戻ってくる。


あたしは笑って土方さんに言った。



「終わりましたね…これで………休むことができるんですよ…。」


「あぁ。そうだな…。……斎藤を総司が世話になっていた先生の所に連れていこう。」


「そうですね…。行きましょう、土方さん。」





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