新撰組と過ごしました
そのあと、あたし達は斎藤さんを無事先生の所に連れていった。
先生はしばらくあたしと土方さんも休んでいけばいいと言ったのだが、あたしと土方さんはそれを断った。
そしたら先生は「わしの別荘やるからそこに行くがいい」と、先生の別荘の場所を書いた地図をもらったのだ。
ついさっき、そこについたのだ。
森の中にあって、1件だけぽつんとたたずんでいる立派な家。
森の中といっても食料を買いに行くのに不便はない。
「先生はいいところをくださいましたね、土方さん。」
あたしは隣に微笑を浮かべながら立っている土方さんに話しかけた。
「あぁ。そうだな。」
そう言って、あたしの手を引いて中に入る。
やっと………やっと平穏な暮らしができる。
土方さんと、幸せな日々が送れる。
そう思うとワクワクしてたまらない。